ノギンの泡沫投資日記

50代、年間配当69万…。住居費からの自由までもう少し、働きながら頑張るブログ。

日本管財の上場廃止予定に身構える。優待は続く? それとも…


日本管財(9728)は、ビルや住宅の清掃・警備を中心にした総合管理会社。
3月・9月の年に2回権利確定があり、カタログギフトが戴ける上、長期保有でギフトがワンランク上がるという有難い優待を実施しています。

そもそも、年に2度のカタログギフトって凄くない?

という所ですが、先週末にこんな開示が。

https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/di327o/www.nikkei.com




単独株式移転による持株会社体制への移行とは?

これが何を言っているかというと、

  • 2022年6月17日の定時株主総会で決議されたら、新たに「日本管財ホールディングス株式会社」を上場し、日本管財はこれの完全子会社となる。
  • 日本管財の株式は、日本管財ホールディングスに1:1で移転する。
  • 日本管財は2023年3月30日に上場廃止

という内容だったのですね。 おおっと、組織再編だ…。

現在の株主への影響は?

日程によれば、上場廃止はもう少し先のこと。
しかし、今持っている株式はどうすれば良いのでしょうか?
上場廃止日までに売らなかった場合、影響はあるのでしょうか。

→答:なにもしなければ新会社の株式が1:1で割当される

現在の株主は、新会社である日本管財ホールディングスの株主になります。
開示から引用すると下記のとおりです。
本株式移転は、当社の単独株式移転によって完全親会社1社を設立するものであり、持株会社の株式はすべて本株式移転の効力発生直前の当社の株主の皆様のみに割当てられることになります。株主の皆様に不利益を与えないことを第一義として、本株式移転の効力発生直前の当社の株主構成と持株会社の設立直後の株主構成に変化がないことから、株主の皆様が保有する当社普通株式1株に対して持株会社普通株式1株を割当てることといたします。

株主の立場からすると、投資の実質はさほど変わらないと解釈できます。
そのうち通知が届いて、保有株の銘柄名と証券コードが変化する、くらいの違いでしょうか。

優待の今後については情報待ち

[2023.04追記] その後開示があり、従来通りの優待継続が決まりました。

日本管財は上場会社でなくなりますが、会社も業務も変わらず存続してゆきます。

だったら優待も変わらないのでは? と思うこともできますが、持株会社化によって組織再編がなされ、各種決定の所在が変化することは覚えておきたいです。

有名企業が優待を廃止する中、業績堅調の日本管財が直近9月の優待に関して、そして株式移転後の親会社(持株会社)が2023年以降の優待に関してどんな決定をするか。
周りが周りだけに、気になりますね。

これから購入を検討される方は、不意のニュースが出るリスクを含めて監視するのがよさそうです。
 




前回の優待を戴いたときの記事です。

benzoin.hatenablog.com

(ふるさと納税)研がない発芽玄米4.5Kgを長期間で戴く

ふるさと納税の返礼品を戴くと、サプライズで特産品が添えられることがあります。

あるとき、お米の返礼品にサプライズの「発芽玄米」が添えられて、白米とのあわせ炊きで玄米デビューしたら、これが大変美味しかった!

おかずがいらないくらい。

結局、その発芽玄米だけを返礼品に求めて納税してしまいました。

ふるさと納税 星空舞発芽玄米



取扱自治体は、鳥取県湯梨浜(ゆりはま)町。
鳥取県産「星空舞」の発芽玄米で、ドライタイプ(乾燥処理)の 800g x5袋です。

発芽具合がいまいち目視しづらいですが、目をこらせばたぶん大丈夫。
中央付近の少し緑っぽいお米は、新米の香りを司ると言われる青米ですね。

ふるさと納税 星空舞発芽玄米

玄米の返礼品として多い量ではないものの、小分けのチャック付き袋になっているのが嬉しい。
また、発芽玄米は研ぐ必要がなく、無洗米と一緒に炊けるので、それも嬉しいポイントです。
東北以外の米どころが数多く栄えて戴きたい、とも思います。

うちで白米と発芽玄米をあわせて炊く場合、800gの1袋は炊飯約5回分と少しになります。
1度の炊飯で2~3日分なので、毎日欠かさずお米を食べたとしたら1袋で半月近くですね。

5袋を食べきるまでの最短期間、約2.5ヵ月。

この消費期間をもって、お鍋や焼肉よりもお得感を感じてしまうのは貧乏性でしょうか…w

常温でコンパクトに保存できる返礼品はやはり便利

家計に役立つ返礼品は、一度きりの贅沢なものより普段使いのものが良いです。
更に、必ず出費する品目(食料品、日用品)を選べば、確実に家計補助効果がアップ。

食料品の代表格、お肉で家計補助効果を出せる返礼品としては 5Kg、6Kgのおまとめサイズがあります。
しかし、これは普通の冷凍庫サイズでは保管できません…。

保管さえできればもう最強よ。

ティッシュや洗剤などの日用品にも、数ヶ月分をまかなえる強力な返礼品があります。
しかしやはり、ある程度使うまでの保管場所が大変だったりします。

その点、お米は冷凍冷蔵がいらず、保管に必要なスペースもリーズナブルなので便利です。
そして、使い切るまでの時間が長いとなれば、自治体への感謝も長続きです。(自分だけ?)

お米っていいと思うんですよね。
微力ながらたくさん食べたいので、折角ある田んぼを減らさず作って戴きたいものです。

んっ? インフラファンドがTOBだって?


2017年上場のインフラファンド、日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(9283)がTOBを受けることに賛同し、監理銘柄に指定されました。

www.jpx.co.jp
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人(以下「同投資法人」という。)は、本日、合同会社アールジェイ7号(非上場)(以下「公開買付者」という。)が実施する同投資法人投資証券の上場廃止を前提とした公開買付けについて、賛同の意を表明しました。

成立すると上場廃止になるので、次回の7月配当を無配にする開示も出しています。

www.nikkei.com

上場から5年でTOBって、早くないですか?

インフラファンドについて真面目に考え出したのはほんの去年末のことでした。
なので、余計にめまぐるしく感じてしまいます。

収益性についてFIT終了以降が微妙に心配されていたインフラファンドですが、非公開化という出口もあったのかと目から鱗です。

むむう…。

ちなみに保有ではありませんでした。
こういうのに限って外すんですよね。ふっ。


(雑談)郵便ポストにも IoT が入ってほしい


IoT(Internet on Things)って死語なのかな? は置いておきまして…

ある方のはてなブログを見ていると、こんな話題がありました。
はてなの機能で引用してみます。

筆者は郵便屋さんですが、普段仕事をする中で これ、ムダなんじゃね? と感じることが多々あります。 その一つが「ほとんど郵便が入っていないポストの収集作業」です。 6年間、一通も郵便が入っていなかったポストもあります(笑) 山奥の僻地にあるポストの多くが、そのような現状です。 そんなポストであっても毎日の開函が義務付けられているため、多大な労力をかけて行っています。

日本の財政赤字が膨らんだ理由 -  サイコパスの郵便屋さんがFIREを目指す

  • ほとんど郵便が入っていないポストがある。
  • しかし、開函が義務付けられているため、山道を登るなどして開函しなくてはならない。
  • でも、やっぱり郵便が入っていないことのほうが多い…。

このようなポストが管轄内に多数あった場合、時間、燃料、労力のコストは重いことでしょう。
開函ご担当の方にとっても、空振りの繰り返しはモチベーションが下がりそうです。

これを読んだとき、昔に聞いたある会社の話を思い出しました。

混んだトイレに行く時間が勿体なくて、トイレをIoT化しちゃった話



昔、デキル社員が多数いらっしゃる会社さんからの事例紹介で聞いた話です。

広いフロアで、トイレはいつも混みがちで、トイレまでは結構歩くそうです。
で、よしトイレだ! となって現場にゆくと、個室が全部塞がっていて使えない。

仕事に集中したいのに、ボンヤリ待つなんてやってられない…。
席に戻ってまたトイレに出直すと、また塞がっている…。


「コノヤロー! 時間の無駄だ! 生産性低下反対!」

と怒った社員某氏、トイレの扉にIoTセンサーをつけて、なおかつアプリまで開発してしまい、周りの社員に広めたらそれが大流行したそうです。

なんと、今はそのままKDDIでサービス化されていました。
さすがです…ビジネス化できるとキャッチされたのですね。

biz.kddi.com

今や、駅トイレなどでも独自のサービスが次々生まれ、トイレIoTは堅調のようです。

空の郵便ポストを見に行く代わりに、ポストをIoT化すれば…!

これと同じノリで、ポストに仕掛けをすれば郵便物投函を把握できますね。

決まった時間にステータスを見て、ポストに郵便物が入っているときだけ、開函に出動すればよい。
ポストの現場を回って帰ってくるまでの長い時間が、画面確認1秒にまで節約できるとしたら。
もし実現すれば、郵便物の有無確認は「人が出向いてやる仕事ではなかった」と判明するでしょう。

ポストIoTも、個人の自作からクラウドサービスまで色々実現しています。
実際はもっとセキュリティをきちんとして、平行運用の期間もおいて、等々する必要がありそうですが、人の役に立つITってこういうものなんじゃないかなと。

人員は減るかもしれないし、増えるかもしれない

空の確率が高いポストというのがどのくらいあるのか、部外者につきわかりません。
もしも実用化されたとしたら、何人の人員が減るのかも。

しかし、それらの人員を単に減らすのではなく、IoTの維持管理に寄与できるようトレーニングしたら、システムの運用委託費が減って組織のセキュリティは鍛えられますね。

スキルもノウハウも自給自足な郵便局って、かっこいい。

技術や資格が絡めば、その人の価値も上がるし、転職しやすいかもしれないし、もっと良いアイディアを出して仕事をつくってくれるかもしれない…。


そんなことはただの夢物語に聞こえます。
郵便の公益性や今までの業務の歴史、そして引用元のブログ主様が書かれている既得権の問題を考えると、夢物語の実現は難しそうです。

でも、そんな郵便でこそITがもっと輝いてほしいと感じました。
人口が減ってゆくなか、貴重な人材が少しでも幸せに、高付加価値に働くために、使えるITを使って使い倒す風潮が訪れてほしいです。できれば、トップダウンで。

【オリックス優待廃止】貴方もか…来てしまった感


ををを… とっても楽しみだった優待の廃止が開示されてしまいました。

これはショックな方も多いでしょう。
昨日は多数のブログに悲報が駆け巡っており、遅ればせとなりますが…
オリックスの「ふるさと優待」および株主カードの優待が廃止予定です。



2024年3月をもって優待廃止

www.nikkei.com

今から2年の猶予があるとはいえ、何とも寂しいことです。

このふるさと優待、開始が2015年と比較的新しかったのですね。
自分はコロナショック年からの株主でして、勝手に昔からの優待だと思い込んでいました。

かわりに? 増配と自社株買いも実施

2022年3月はまだ優待がありますが、増配も実施です。

  • 2022年3月期予想額:期末39円、通期78円
  • 2022年3月期決定額:期末46円、通期85円
  • 2023年3月期予想額:配当性向33.3%か、通期85.6円のいずれか高い方
www.nikkei.com

今年から来年にかけて自社株買いも実施。配当と株価で報いる構えです。
来年も優待はあるので、株主数を減らさないと…というわけでもないでしょうが。

www.nikkei.com

今のところはホールド予定

オリックスは優待が超有名だっただけに、終了を2年後としても株主数・株価はどうなるでしょう。
自分のところではコロナ効果で(?)かなり安く買えておりまして、配当利回りだけでも十分な感じなのでひきつづき保有予定です。

ひとまずは、100%無駄なく使える現金配当の充実を歓迎しようと思います。

でも、心持ちは実に残念…。
 

ちょうど別の保有株で、優待廃止を見たばかりでした。

benzoin.hatenablog.com

こちらは長期保有要件の追加です。

benzoin.hatenablog.com

下降トレンドとは、これからまだ下がること


連休明けから、NASDAQもダウも、つられて日本もえらいことです。

手元のアプリで、直近の日足チャートはこうでした。


「底を打ったら購入しよう」と物色を始めるでしょうか。
「今買える者が勝つ」の格言を思い出すでしょうか。

しかし、このチャートを月足に変えるとこうなります。


上がりに上がったものが転換し、下降トレンドが「ある所まで向かう途中」のようにみえます。
この点を注意喚起するTwitterやブログをしばしば見かけるようになりました。



下降トレンド入りした後は、同じ傾向が年単位で続くらしい

株価でいうトレンドは、長いスパンでどのような傾向になるかの見方と言われます。

今までの上昇トレンドは、金融緩和の風を受けて経済が上向き、株価が上がる流れ。
下降トレンドはその逆で、株にあった資金が別のところにゆく流れなのでしょう。

ともかく、トレンドは長期間続くということを踏まえておきたいと思います。

売られすぎたと言われては上がり、安心感が出たと言われては上がり、でも全体の流れとしては数年かけて「ある所まで」下がるような感じ。
どこまでかは知らないですが 😓

上昇トレンドでは買いが正しかったのと同様、下降トレンドでは売りの人に狙われそうです。

そうか、じゃあ相場師の出番ね!
少ないチャンスをものにしてやるわ。
いや、ここはそういうブログじゃないんで…。

センスのない、しかも勤め人の自分が何かを狙っても、失敗するに違いないです。

下がるのがトレンドなら、悲観することもない

ここから先は、長期で下がるのが普通。上がったと思えば売られるのも普通。
上昇トレンドが明らかになるまでは、下がって普通。

ということは、あまり悲観する必要はありません。
先週下がったから、今日も下がったから、となっても慌てることなく、我慢我慢です。
じっと黙って積み立てたり、着実に配当をくださる企業を買増しながら耐えようかと思います。

持株に今まで急上昇していたものがあったら、配分変えも選択肢になります。
(自分はそんなの持っていませんが)

あと、リートも心の安定に良さそうな気がする。

リートは、株価とは違った動きをすると聞いています。
下がるときは一緒のようですが(汗)言われるからには何か違うのでしょう。

少なくとも、分配金に関しては株配当よりも諸情勢の影響が薄そうです。
また、株にはない特徴として、来期・来々期といった未来の分配金見通しがたっています。

そういったものを少し持っておくのも、支えになりそうなので安くなるのを待ちたいです。

保有銘柄被弾しました…マルハニチロが優待廃止


水産最大手のマルハニチロ(1333)が、優待廃止と増配、自社株買いを開示しました。
優待に関しては今回の3月権利分が最終となります。
さて、翌日の株価はどう反応するでしょうか…。

って書いたところで、カツオ窃盗でグループ企業社員逮捕のニュースも。間が悪すぎです。

www.nikkei.com

マルハニチロの優待品は自社グループ製品。

これは、株主が製品ファンとなってリピート購入したり、周囲にプロモーションすることを期待するもので、いわば企業側も株主を顧客に見立てて売上アップを望んでいるため、優待費用は本業の販管費(たぶん)であり、優待廃止の確率が低いと言われるパターンでした。

しかし、開示内容抜粋はこの通り。

この度、コーポレートガバナンス・コードにおける株主の平等性確保の観点から、株主の皆様への公平な利益還元のあり方について慎重に検討を重ねました結果、配当等による直接的な利益還元を充実することがより適切と判断し、株主優待制度を廃止することといたしました。

時代の流れでしょうかねー。
優待費用は株価配当を毀損する、とも批評される今日この頃です。

優待到着記事がブログを賑わし、雑誌では優待特集が組まれ、クロス取引の手順が図解されるという優待投資の有りようは、優待を戴く我々の行動も変えました。

今や、優待をきっかけに製品をリピートする株主は絶滅危惧種となり、口コミされた側も自ら購買せず、ひたすら商品を受け取るばかりで宣伝効果が乏しい…と判断されたとしたら、寂しいことです。
自戒をこめて……💧